オートケーサーはさまざまな業界で活用されていますが、製氷業界においても導入が進んでいます。この記事では、実際の導入事例を紹介しながら、オートケーサーが製氷業界にもたらすメリットについて詳しく解説していきます。

多品種製品の箱詰め工程を自動化したロボットケーサーの導入事例です。袋詰めされたかちわり氷を段ボールケースへ梱包する工場では、自社製品は既存ロボットで対応できていたものの、PB商品のサイズや形状の違いにより手作業が必要な状態が続いていました。
そこで、特殊コンベヤで製品を寄せ、ロボットハンドで重ね入れを可能にする仕組みを構築することで、多様なサイズの製品を1台のロボットで箱詰めできるようにしました。結果として、11種類のPB商品の自動化に成功し、品種切替もタッチパネル操作でスムーズに行えるようになりました。既存設備を活用した提案により導入コストを抑えつつ、作業者は付帯業務へ移行でき、生産効率の向上にも寄与しています。
※参照元:板橋工業公式HP(https://shokuhinkojo-butsuryu-navi.com/success-stories/6194/)
製氷工場や冷凍倉庫内での作業は、常に氷点下の厳しい環境下で行わなければなりません。防寒着を着用していても、長時間の立ち仕事や冷たく重い製品のハンドリングは、作業者の身体に極めて大きな負担を強いることになります。こうした過酷な労働条件は、腰痛などの健康被害を引き起こすリスクがあるだけでなく、人材が集まりにくい要因にもなっています。
オートケーサーを導入して箱詰め工程を無人化できれば、人間が極寒のエリアに滞在する時間を大幅に削減することが可能です。機械に任せられる作業を切り出すことで、作業者はより快適な温度管理下のエリアでの業務や、機械の監視などの付加価値の高い業務に専念できるようになります。その結果、労働環境が劇的に改善されるため、作業者の健康を守ることにつながるでしょう。また、働きやすい環境が整うことで、慢性的な課題である人材の定着率向上や、新規採用難の緩和といった経営的なメリットも享受できるようになります。
氷は飲み物に入れたり食品を冷やしたりと、消費者が直接口にする可能性が高い「食品」そのものです。そのため、製造現場では一般的な食品工場以上に厳格な衛生管理が求められます。しかし、どれほど手洗いや消毒などの対策を徹底したとしても、人間が手作業で箱詰めを行う以上、髪の毛の混入や手指からの細菌付着といったヒューマンエラーに起因するリスクを完全にゼロにすることは困難です。
そこでオートケーサーを活用し、最終工程である梱包ラインから人の手を物理的に排除します。機械による正確で清潔な作業に置き換えることで、異物混入や汚染のリスクを遮断し、製品の安全性をより高いレベルで保証できるようになるでしょう。また、最新のオートケーサーにはカメラ検査機能などを連動させられるものもあり、箱詰めと同時に外観検査を行うことも可能です。人の目や手に頼らない検査・梱包体制を構築することは、消費者からの信頼獲得に直結する重要な要素となります。
製氷業界は夏場の猛暑時などに需要が爆発的に増加するため、生産量の波が非常に激しいという特徴があります。繁忙期に合わせて短期的な人手を確保しようとしても、昨今の人手不足の状況下では非常に困難です。また、急な増産体制に対応するために長時間労働を強いることは、現場の疲弊を招いてしまいます。しかし、オートケーサーであれば長時間稼働にも文句ひとつ言わず対応し、安定した生産能力を提供し続けてくれます。
さらに、近年は業務用だけでなく家庭用の小袋タイプなど、製品サイズや形状も多様化してきました。以前の機械は品種切り替えに時間がかかるものも多くありましたが、最新の装置であればタッチパネル操作などで簡単に設定変更を行えます。多品種変量生産のラインであっても段取り替えの時間を最小限に抑えられるため、生産効率を落とすことなく市場のニーズに即応できる体制を構築できるはずです。
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各社で仕様や推奨される業界が異なるため、それぞれの特長と適した用途を自社ニーズと照らし合わせてご覧ください。


